2021年3月29日(月)天秤座満月のホロスコープを読んでみた – 凧あげは最適なコンディションでないと愉しめないよね!

あらいぐま
あらいぐま

こんにちは!あらいぐま(@araigumatarot)です🦝
今回は29日(月)に天秤座満月を迎えるにあたり、ブログ記事を備忘録も兼ねて作成しました!
いつもYouTubeサブチャンネルにアップロードしておりますが、今回は諸般の事情によりホロスコープ解説のみとなります(stand.fmに後日音声バージョンを公開予定です)。
来月の牡羊座新月では従来通りカードリーディングも行いたいと思っていますので、楽しみにしていてくださいね🦝今回はカードリーディングをお休みさせて頂く分、ボリューミーに書きました(4500文字あります(爆))。

stand.fm(ラジオ)

あらいぐま
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音声でお聴きになりたい方はこちらよりどうぞ

天秤座満月のホロスコープ

2021年3月29日(土)午前3時50分頃

ホロスコープは「東京都」で設定し作成しています

天秤座満月の特徴

二区分

男性星座女性星座
64

三区分

活動宮固定宮柔軟宮
433

四区分

2242

太陽の度数

牡羊座8度(水晶を凝視する人(牡羊座9度))

月の度数

天秤座8度(画廊に掛けられた三人の巨匠(天秤座9度))

Asc(アセンダント)の度数

水瓶座27度(倒され鋸で切られた木(水瓶座28度))

各天体の配置

牡羊座太陽(8度)・金星(8度:太陽とオーブ0の合)2
牡牛座天王星(8度)1
双子座火星(14度)1
天秤座(8度)1
山羊座冥王星(26度)1
水瓶座土星(11度)・木星(22度)2
魚座水星(19度)・海王星(20度:水星とオーブ2の合)2
全天体順行

天秤座満月 – ホロスコープからのメッセージ

風のグランド・トライン(続) – 追い風がびゅんびゅん吹く!

先々週春分のリーディングを行いましたが、それから1週間程しか経過していないので天体の配置はほぼ同じです。相変わらず風が強めですが、火星座である牡羊座に太陽と金星が滞在していますので、春分を迎える前と比べて「動きやすさ」を実感する方も少なくないと思います。今回のホロスコープも春分のホロスコープと同様に、双子座の火星(ドラゴンヘッドも合)、天秤座の月、水瓶座の土星とで風のグランド・トライン:別名「幸運の大三角形」を形成しています。春分のホロスコープはAsc(アセンダント※天体ではありません)が絡んでいましたが、今回は3つの主要天体がそれぞれ120度の角度で調和していますので、エネルギーの強さとしては比較的強い上に、今回はそのグランド・トラインの中心を牡羊座の太陽と金星ならびに天秤座の月が横切るかの様にオポジションという180度の角度を形成していることから、単純にウキウキワクワクしている感じではなく、少々緊張している様な、背筋がピンと伸びている様な印象を受けます。この様にグランド・トラインの頂点とオポジションを形成している他天体とが交わるアスペクト(角度)を「カイト」と呼びます。

カイトからのメッセージ – コンディションをしっかり整えよ!


こちらの複合アスペクトは「カイト」という名前の通り「凧」の形をしています。想像してみて頂きたいのですが、私たちが実際に河原などで凧あげをする時には「凧の骨が折れていないか。きちんと金具が止まっているか。壊れていないか。」ということや「凧あげをする時の天候や風向き」などコンディションを必ず確認した上で行うと思います。大雨の中、凧あげをする方はいませんよね。今回のホロスコープにあるカイトも同じで「私たちのコンディションが整っていないと、折角追い風がびゅんびゅん吹き荒れていたとしても上手く乗ることが出来ない。」ということを伝えて来ている様に感じます。ここが先述の「少々緊張している様な、背筋がピンと伸びている様な印象である。」の部分に該当するのかなと思います。

エネルギーを活かす為のポイント – 過去の哀しみや後悔からの解放→辛い思い出に浸るのではなく「バネ」にできる!

じゃあ、具体的にどうすればいいの?

と思われるかと思いますが、ポイントをいくつか挙げてみたいと思います。

負の感情の整理

まず今回の満月のホロスコープのAsc(アセンダント)は先述の通り水瓶座であり、すぐ傍にある木星とオーブが緩いものの合(コンジャンクション:0度)と見なして良いかと思います。木星には「拡大」「拡張」「強調」というキーワードが含まれ、中立的な立場を維持しながら良いことも悪いことも拡大させる強力なエネルギーを生み出します。その木星が「潜在意識」「隠れ部屋」と言われる12ハウスに滞在していることから、もしかしたら辛い経験や後悔していることかも知れませんが「私たちの心の奥底にしまっている想いに触れるタイミングがある。」ということを示唆して来ている様に感じます。更に「開運の扉」とも言われるAsc(アセンダント)と木星が重なり合っていることから「そこに運気の流れを良くするヒントが隠れているよ。」というメッセージも合わせて伝えて来ている様に捉えることが出来、また特にネガティブな想いが未だに心の中にあるのであれば、木星のエネルギーを駆使して発散させる/意を決して手放す様勧めて来ている様にも感じられます。今回のAsc(アセンダント)のサビアンシンボル「倒され鋸で切られた木」 – このサビアンシンボルは「潔く切り捨てる」というメッセージが含まれますので、他人の動向を気にせず自分の意思や直感を信じ、不要なものを思い切って手放していくと良いでしょう。以前から何度もお伝えしているのであまり書きたくないのですが、やっぱり「整理整頓」している感じが今回も抜けないですね。「水瓶座時代に向けて、準備万端にせよ!」と命令されている様にも感じます。

自分の心の傷を癒し、バネにする(「する」というより「なる」)

先に「心の奥底にしまっている想い」というのが「辛い経験や後悔していることかも知れない。」とお伝えしましたが、今回のホロスコープでは、牡羊座の太陽と金星がタイトに合(コンジャンクション:0度)、そしてホロスコープ上には記号がありませんが「カイロン(キロン)」という小惑星も太陽と金星に寄り添う様な形で滞在しています。「カイロン(キロン)」というのは主要天体ではありませんが、ホロスコープを読み解く上で注目すべきポイントのひとつで、占星術ではカイロン(キロン)は「人の心の傷」や「癒しのポイント」として読むことが多いです。
そのカイロン(キロン)が太陽と金星と合わさっている状態で満月が起こることから、もしかしたら過去の恋愛やパートナーシップにおいて辛かった経験やその際に負った傷が疼くことがあるかも知れません。あるいは「好きだったけれど、諦めざるを得なかった」物事かも知れません(必ずしも傷つけた相手が「人」とは限らない)。
先述の太陽と金星が魚座の水星・海王星とセミセクスタイルという調和の角度が形成されていることからも、その様なタイミングが訪れる可能性がああると捉えられます。もし「機会を待たずに意識的に取り組みたい。」という場合は、水星と海王星が合(コンジャンクション:0度)である場合「豊かな想像力」「アーティスティックな才能や感性」にエネルギーを齎してくれる傾向があることから、芸術に関する書籍を読んだり、絵画を見るなど「アート」に触れると心の中が整理され手放しの決断が出来たりなど何かヒントを得られるかも知れません。

もうひとつのカイト – 葛藤の中に身を置いた時にはじめて気づくこと


また(太陽から逸れてしまいますが)双子座の火星と社会を表すMcがオポジション(180度)の角度を形成している為、先述のカイトとは別にもうひとつカイトを形成しています。つまり、今回のホロスコープにはカイトが2つ存在しているということになります。1つ目のカイトは、太陽、金星ならびにカイロン(キロン)の合(コンジャンクション:0度) – 「過去の辛い経験や後悔していること」に焦点が当たるあるいはそのことに触れる機会が訪れるとお伝えしましたが、2つ目のカイトは「双子座4ハウスに滞在している火星のエネルギーをMc(社会・公的)つまり外側へ発出していく。」ということがキーポイントとなり、それが風のグランド・トラインのエネルギーを活かすポイントである様に感じられます。


しかしながらオポジションという角度は、緊張状態を生み出したり、時には他者と衝突してしまうなど、火星が持つ活発で能動的なエネルギーをスムーズに発出出来ず、自分の中に留めてしまう傾向があります(火星が絡んでいる場合)。その為、自分の思う通りに行動出来ずイライラしてしまったり、上手に言葉に出来ず悶々としたり、情緒不安定になってしまうなどということが考えられますが、この火星とMcのオポジションは、風のグランド・トラインの頂点を通って180度の角度を形成している為、例え実際に情緒不安定に陥る場面があったとしても「自分にとって意味のある出来事」として捉えて頂きたいというのがあります(普通のオポジションではない)。


今回のMcは射手座10度でサビアンシンボルが「寺院の左側にある物質的悟りをもたらすランプ(11度)」となります。このサビアンシンボルには「潜在意識」- つまり心の深い部分を指し示す為、先述の「水瓶座木星」の説明と通ずる部分があります。他にも「直感」「調和」「知性」などのキーワードが含まれることから「そういった葛藤や論争の中から結果的には何かしらの『気づき』を得られる。」ということを伝えて来ている様に感じます。
その「気づき」というのは「原点回帰的な動き・気づき」「基盤の見直し」「初心にかえる」などと自分が忘れていたことや知らなかったこと(人から聞いて初めて知ることなど)である可能性があります。自分のことを客観視することが容易である他者とコミュニケーションを図り意見を聞いた上で、自分の才能などに気付かされるというケースもあるかと思います。火星はマンデン占星術で読む場合「戦争」などとも表される天体である為、角が立つ言い方をしてしまったり、他者とぶつかり合う可能性もあると捉えられますが、そこで落ち込んでしまわずに「必ずそこにはメッセージがある。」という意識を高く持った方が良いです。

やっぱり仕分け感&準備感が拭いきれない(これ言うの何回目だ!)

「また言うのか」と自分でも思いますが、巷で賑わいを見せている「水瓶座時代到来!!おめでとう!」という雰囲気が漂うのはまだ先になって来るのかなという印象があります(もう既に騒いでいる方もいらっしゃいますが(笑))。まだまだ土臭いと言うか「整理整頓」「分析」など所謂地星座の要素が色濃く表れている様に思いますので、どうぞ皆様引き続き地に足を付けてお過ごし頂ければと思います(その方が安全だと思います)。

あらいぐま
あらいぐま

春分のホロスコープは、来年の春分までの雰囲気を掴むことができます。まだ読んでいない方は是非読んでみてね🦝

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あらいぐま
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素敵な天秤座満月をお過ごしください🌙